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毒婦の誕生―悪い女と性欲の由来

明治日本に現れた、悪い女の極みの表現と言える「毒婦」。その象徴と言えるのが“高橋お伝”なる女性だと言います。本書では、彼女の生き様を軸に、当時の世相やメディアのあつかいと、そのことによって作り上げられていった毒婦というイメージを追っていきます。一種、ドキュメンタリー的な語り口調で当時をよみがえらせます。そして、単なる悪女という意味だけではなく、そこには、幾重にも重なった性の言説がメディアを通じて刻印されてきたことを知ることになります。

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序章 いま、なぜ毒婦なのか?
第1章 「毒婦」の大立者・高橋お伝の「おしゃべりな」女陰
第2章 解剖された女体=性器をめぐる医学の神話力
第3章 お伝自らが雄弁に紡いだ物語
第4章 新聞ジャーナリズムの誕生と毒婦小説
第5章 鳥追お松と精神の病理解剖
第6章 夜嵐お絹・江戸の追憶の最後の光芒
第7章 明治毒婦列伝
第8章 花井お梅―毒婦の列から外された女性犯罪者


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社会文化とセクシュアリティを研究する、読書好きの男性です。