女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化
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「われわれの配偶戦略は、われわれが何者で、どんな環境から生まれてきたのかを語る、いわば生きた化石なのだ」と語る著者は本書において、その配偶戦略、すなわち恋愛・性行動を、進化心理学の観点から綿密かつ周到に分析しています。
よくある「心理学者のトンデモ恋愛本」に堕すことなく、男女の恋愛の駆け引きの複雑巧妙さを“進化心理学”の視点から解き明かそうとしています。進化論の観点からヒトの性行動を見ると、「性淘汰」の原則は明確に浮かび上がってきます。なぜ結婚し、離婚するのか。なぜ自分は浮気をするのに相手には貞節を求めるのか。そういった、当たり前ゆえに考察しにくかった対象が、著者の手にかかるとスリリングな素材と変わります。
本書は、男女関係のなぞに興味のある読者には新たな視点を提供し、また、進化心理学という学問の入り口、良きガイドとして、その個性をあらわしています。