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親密性の変容

「社会生活を記述するために導入された用語が社会生活に入り込むと、社会生活そのものを変容して行く」とする“制度的回帰性”を軸に論じてきた著者による、「純粋な関係性」が対人関係や政治的秩序にもたらしつつある変容を考察する書です。本書が特徴的なのは、自助精神療法(セルフ・ヘルプ)関係の文献を広範囲に利用し、社会理論の検討に情緒というファクターを大胆に組み入れて考察されている点でしょう。

「性の開放が、社会生活の広範囲に及ぶ感情面での再編成を行うための媒介手段となるように、私は思う」と指摘するように、情緒的な満足感の獲得が重きを成して行く社会は、現在の社会とは相当異なったものになりうるものの、その変容はすでに個々人の心的変化という形と共に、個人生活の基本構造から変え始めていると言えるのかもしれません。

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1 日々の実験、関係性、セクシュアリティ
2 フーコーのセクシュアリティ論
3 ロマンティック・ラブ等の愛着
4 愛情、自己投入、純粋な関係性
5 愛情やセックス等にたいする嗜癖
6 共依存の社会学的意味
7 心の迷い、性の悩み
8 純粋な関係性のかかえる諸矛盾
9 セクシュアリティ、抑圧、文明
10 民主制としての親密な関係性


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社会文化とセクシュアリティを研究する、読書好きの男性です。